本年も私の実家の笹の葉を飾りました。
例年以上にママ達の「切なる願い」が溢れる
一枚一枚の短冊が、私とスタッフを初心へと
導いてくれました。
本年の7月7日は雨のため、彦星さまと織姫さまの
1年に1回のデートは来年になってしまいました。
でも待つ時間が長くなればなる程、
会いたい気持ちは募ります。
当院もコロナ防止対策のため、ママと赤ちゃんが
ご退院までご家族に会えなかった時期がありました。
ママと赤ちゃんにやっと会えた時には、ご家族の
喜びと安堵は何倍にもふくれていらっしゃった
ことと思います。
あの時期、私たちはママと赤ちゃんの
「絆の力強さ」と「こころの交流の尊さ」を
改めて学びました。
と同時に、生まれてきてくれた赤ちゃんに最初に
触れさせていただく私たち自身が強く心に
刻んだことがあります。
それは社会の一員として、私たち自身が、
赤ちゃんに信じてもらえるような「関わり」を
すること。
ママと赤ちゃんに「丁寧できめ細やかな感性を
もって」温かな手で赤ちゃんにタッチさせて
いただくこと。
赤ちゃんのこころに社会の人々を信じて
繋がっていくように…‼
今、ご家族様は一日も早く自由に生まれたばかりの
赤ちゃんに安全に会える日が訪れてほしいと願われ、
待って下さっていることと思います。
私たちスタッフも熟慮を重ね、日々努力して
まいります。
ご理解をよろしくお願いいたします。
院長 鷲見 成晴
スタッフ一同